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至福の時

 久しぶりに自宅に帰る。長男と長女は叔母の家に遊びに行っていた。僕が玄関を開け「ただいまッ~」と言うと、三女飴子と四女桃子は飛び出してきた。満面の笑みを浮かべ僕に飛びついてきた。かわいい!。「杏子~杏子~」次女を呼ぶが出てこない・・・リビングに行くと彼女はソファーの上に寝そべっていた。「ただいま!こっちにおいで!」と呼ぶと、チラッとこっちを向いたと思ったら、「・・・あなたからこっちに来たら・・・」とでもいう目をしてまた寝そべってしまった。相変わらずのわがまま振りだ。憎たらしいが、何とも男心がくすぐられる。三女飴子はやさしい娘だ。僕と目が合うと腰を振り振りやって来て身体をすりつけてくる。この家で一番素直な娘だ。四女桃子が僕のひざに乗ってきた。末っ子の甘え上手、僕の顔もほころぶ。~こんな至福の時が、いつまでもいつまでも続いてほしい~。

・・・しかし・・・娘たちからこんな声が聴こえてきた・・・

『私の一生は、10~15年しかありません。ほんのわずかな時間でもあなたと離れている事はつらいのです。私の事を飼う前に、どうかそのことを考えてください』
『私が「あなたが私に望んでいること」を理解できるようになるまでには時間が必要です』
『私を信頼してください・・・それだけで私はしあわせです』
『私を長時間叱ったり、罰として閉じ込めたりしないでください。あなたには仕事や楽しみがあるし、友達だっているでしょう。でも・・・私にはあなただけしかいないのです』
『時には私に話しかけてください。たとえあなたの言葉そのものはわからなくても、私に話しかけているあなたの声で理解しています』
『あなたが私のことをどんな風に扱っているのか気付いてください。私はそのことを決して忘れません』
『私を叩く前に思い出してください。私にはあなたの手の骨を簡単に噛み砕くことができる歯があるけれど、私はあなたを噛まないようにしているということを』
『「私の言う事を聞かない」「頑固だ」「怠け者だ」と叱る前に、私がそうなる原因がないかとあなた自身考えてみてださい。適切な食事をあげなかったのでは?日中太陽が照り付けている外に長時間放置していたのかも?心臓が年をとるにつれて弱ってはいないか?などと・・・』
『私が年をとっても、どうか世話をしてください。あなたも同じように年をとるのですから』
『最後の旅立ちの時には、そばにいて私を見送ってください。「見ているのがつらいから」とか、「私のいないところで逝かせて」なんて言わないでほしいのです。あなたがそばにいてくれるだけで、私にはどんなことでも安らかに受れ入れられます』、と。
                           犬の十戒より

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コメント

ア~ア~!目尻なんて思いっきり下げちゃったりして、
ニヤニヤしているんでしょうね~!
しっかり抱きしめてかわいがってあげてね!

投稿: なお | 2004/10/31 16:54

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